月別アーカイブ: 2015年3月

映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

シリーズ10周年作品「ハピネスチャージプリキュア!」を経て、「Go!プリンセスプリキュア」で次なる十年へフミだそうとしている「プリキュア」シリーズ。

春休み恒例のオールスター映画も、「DX」「NewStage」各3本を経て、7本目にあたる本作が第三ステージ。

プリキュアたちが強力して巨悪に立ち向かう、アクション性が強調されていたこれまでのシリーズから一転、本作ではプリキュアたちが歌って踊るミュージカルとなっている。

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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

アラン・チューリングは、現代のコンピュータの基礎を作った人物だ。人工知能を審査する「チューリング・テスト」に名前が残っているが、その功績はあまりに過小評価されてきた。

本編で明かされるとある事情により、彼はその生涯を不名誉な形で閉じている。そのうえ、戦後20年以上もの間、彼が行ってきた活動は国家機密となっていた。しかし2012年、英国貴族院によりチューリングへの恩赦が行われ、彼の名誉と功績がたたえられた。

かくして、悲劇の天才数学者は歴史の脚光を浴び、その活動が広く知られることになる。そして本作において、理想的な形で映像化されたわけだ。

内容はまさに暗号を解くゲームのようだ。さまざまな謎が観客には与えられ、それがひとつひとつ、丁寧に解かれていく。すべてが解き明かされるとき、観客はまさにエニグマを解読したチューリングの喜びに共感し、そして彼が迎えた結末に涙するのだ。

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ソロモンの偽証 前篇・事件

現代の文豪と呼んで差し支えないだろう、宮部みゆきの作風は、綿密に練り上げられながらもエンターテイメント性に溢れたミステリー、時代の雰囲気を精緻に描き出した時代小説、そして一方で、ゲーム好きが高じてのキャラクター重視のジュブナイルも手がけている。

それらのすべての要素が集約された「ソロモンの偽証」の映画化だ。もちろん、実写化のハードルも相当に高い。

挑戦するだけでも偉大な原作だが、鑑賞すればそのハードルを越えるだけの核心があったということが分かる。

ストーリーテリングを支えるキャスティングの偉大さもあわせて、映画の力を実感できる。

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劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ

アイドルアニメの最先端、「プリパラ」初の劇場アニメ。とはいえ、実質的に、その前進である「プリティーリズム」とのコラボレーション作品だ。

「劇場版 プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン」と同様、劇映画としての要素は薄く、3D作画による豪華絢爛なショーが大画面で楽しめる。

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2015年3月の旧作短評

その月に見た最新映画以外の作品について、短評でまとめています。

短評なのでいつもより口調が若干軽め。

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