月別アーカイブ: 2015年6月

ストレイヤーズ・クロニクル

日本映画は、ハリウッド映画に比べればごく少ない予算で製作されている。自然、人間ドラマやコメディといった、スケールの小さな題材が選ばれがちだ。

その中にあって、アメコミ原作ものなどが存在感を発揮している超能力アクションというジャンルに挑んだのが本作だ。そのチャレンジ精神だけでも、大いに評価したい。

続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。タイトルだけで頭のネジが緩んできそうな本作は、企画から完成まで15年の時を要したという。

スタジオカラーの前田真宏を招いてアニメ映画にする企画が頓挫したり、撮影に使うはずだった砂漠が奇跡的な大雨で緑化してしまうなど、実現までにさまざまな紆余曲折があったようだ。

だが、本作には15年もの時間をかけて製作した価値が間違いなくある。

実物の車を走らせているからこその迫力と、語られずとも伝わってくる激しいドラマ。映画を観る喜びが凝縮された一本だ。

これほどの怪物的傑作は映画ランキングに入れることすらためらわれる。これと比べられては、ほかの映画がかわいそうだ。それほどの作品である。

続きを読む