2015年5月の旧作短評

その月に見た最新映画以外の作品について、短評でまとめています。

短評なのでいつもより口調が若干軽め。

ローマの休日

ウィリアム・ワイラー/1953年
「午前10時の映画祭」で鑑賞。
初めて見ると言うのがちょっと恥ずかしいレベルのクラシック中のクラシック。
だが、結果から言うと、最初の鑑賞を映画館の大スクリーンで見ることができたのは非常によい経験だった。
白黒映画ではあるが、美麗な背景はロケ撮影の持つ本来の力を思い起こさせてくれるし、何よりオードリー・ヘプバーンの信じがたいほどの美しさには圧倒される。
物語も壮大な時代背景とパーソナルな世界が見事に重ねられたストーリーテリングには内容と共に技術にも感動させられる。
ヨーロッパ共同体を「夢のような話」と語る本作をいま見れば、この映画もまたその夢を実現に繋げたひとつのピースであったと感じずにはいられない。
語り尽くされた映画に対して非常に表面的な感想だが、世紀の傑作と呼ぶにふさわしい。