ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

マーベル原作のヒーロー・チーム、アベンジャーズは日本でも大人気。アイアンマンを中心に、低迷していると言われる洋画の中で飛び抜けた人気シリーズになっている。
そんなマーベルスタジオが送る最新作は、これまたチームもの。しかし、単なるヒーロー・チームではない。キャラクターたちはみんな社会のはみ出しモノ、アウトローたちなのだ。

母を失ったばかりのピーター・クィル(クリス・プラット)は突然、地球から連れ去られる。それから二十数年後、彼はスター・ロードを名乗り、宇宙をまたにかけるトレジャーハンターとして暮らしていた。
そんな彼がある時手に入れた「オーブ」と呼ばれるお宝。それは惑星ザンダーを滅ぼそうとするロナン・ジ・アキューザー(リー・ペイス)が探し求めるお宝だった。
ロナンの命令を受けてオーブを奪おうとするガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、懸賞金をかけられたピーターを狙うロケット(声:ブラッドリー・クーパー)とグルート(ヴィン・ディーゼル)のコンビ。しかし4人は揃って刑務所へぶち込まれてしまう。
ロナンへの復讐を誓うドラックス・ザ・デストロイヤー(デビッド・バウティスタ)を加えた5人は、刑務所の脱獄を企てる。
そして彼らの冒険は、やがてひとつの惑星と種族の存亡をかけた壮大な戦いを迎えることになる。

母を失ったばかりのピーター・クィル(クリス・プラット)は突然、地球から連れ去られる。それから二十数年後、彼はスター・ロードを名乗り、宇宙をまたにかけるトレジャーハンターとして暮らしていた。
そんな彼がある時手に入れた「オーブ」と呼ばれるお宝。それは惑星ザンダーを滅ぼそうとするロナン・ジ・アキューザー(リー・ペイス)が探し求めるお宝だった。
ロナンの命令を受けてオーブを奪おうとするガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、懸賞金をかけられたピーターを狙うロケット(声:ブラッドレイ・クーパー)とグルート(ヴィン・ディーゼル)のコンビ。しかし4人は揃って刑務所へぶち込まれてしまう。
ロナンへの復讐を誓うドラックス・ザ・デストロイヤー(デイヴ・バウティスタ)を加えた5人は、刑務所の脱獄を企てる。
そして彼らの冒険は、やがてひとつの惑星と種族の存亡をかけた壮大な戦いを迎えることになる。

と、あらすじでも分かるとおり、「チーム」とは言っても、5人は種族も目的もばらばらだ。
主役のクィルは地球人。「こそ泥」と呼ばれながらも、ギミック満載の装備で多彩なアクションを見せてくれる。目的は、金、そして自由になることだ。
ヒロインにあたるガモーラは複雑な役所。強化改造された暗殺者でありながら、自分に命令をするロナンからの解放を求めている。
ロケットはアライグマの姿をしているが優れたメカニック。彼も金を求めているが、本当の欲求はもっと深い所にある。
グルートは植物のヒューマノイド。「アイ・アム・グルート」しか言葉を発しないが、驚くほど情感豊かな演技を見せてくれる。
ドラックスはロナンへの復讐を誓う。宇宙人らしい、人間とはちがった肌の持ち主だ。

5人が一緒に行動するのも行きがかり上のことである。
オーブを売り払い、金を得たらお別れだ、という彼ら。だが、それぞれに欠けているものがある。
自分が何者であるかを知らないクィルは、その実孤独に震えている。プレイボーイぶりもその裏返しだろう。
ガモーラも同じく、自分の原点を知らない。暗殺者として生きて来た人生への悔いを残しているのだ。
ロケットやグルートは目的がない、根無し草だ(グルートについては、言葉の通りである)。
ドラックスは強い力を持ち、復讐を誓っている。しかし、どうすればいいのかが分からない。

一見共通点がないアウトローどもだが、その実「理解者がいない」という点が共通している。
広大な銀河の中で、孤独に生きて来たはみ出しものたち。
彼らにたったひとつ与えられたチャンス……というのは、金稼ぎのような、彼らが何度も直面してきたチャンスではない。今まで願っていても、「はみ出しもの」ゆえに実行することができなかったチャンスに、彼らがいかに立ち向かうか。
終わってみれば、「この仲間たちがいたから」とはっきり言うことができる。チームものかくあるべしだ。

ヒーローらしい殴り合いだけではない、逃げたり盗んだり、多彩な冒険が持ち味だ。
ただ障害を越えるだけでなく、キャラクターたちが縦横無尽に活躍する。
キャプテン・アメリカのような正義の守護者、アイアンマンら科学の信奉者らではこうはいかない、アウトローならではの展開の連続は、本家マーベルスタジオの作品であることを踏まえればますます楽しい。
後半ではSFものの醍醐味、「スター・ウォーズ」並みの航空船が堪能できる。ここまで詰め込んで2時間に収まっているのだから大したものだ。