ジョン・ウィック

「96時間」シリーズのヒットを受けてか、近年この手の復讐ものの映画が製作されるようになってきた。筆者としてはうれしい限りだが、本作はその中でも決定版ともいえる秀逸なデキだ。

キアヌ・リーブスの内面やイメージを反映させた、はまり役と言ってもいいキャラクター。キレのいいスピーディなアクション。想像が広がる魅力的な世界観と、100分の上映時間においしい要素が詰まっている。

繰り返し何度も見て作品の描いている世界に浸りたくなる快作だ。

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アントマン

「アントマン」は現代映画界の台風の目、アメコミヒーローものの中でも最大の勢力に発達したマーベル・シネマティック・ユニバース、フェイズ2の最後を飾る一作だ。

さまざまな事情から製作が遅れ、本来は「アベンジャーズ2」の前に公開される予定がずれこみ、シナリオが直された。

結果から言えば、この改編は大成功に結び付いた。壮大な出来事を描く「アベンジャーズ2」の一方で、非常にミニマムな話として描かれる本作の出来事は、アントマンというヒーローの個性と結びつき、他で観たことのないヒーロー映画の傑作となっている。

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キングスマン

2015年、突然スパイ映画ブームが到来した。いくつも公開される大作スパイ映画の中で、公開順で最も早かったのが本作、「キングスマン」である。

年末の「007スペクター」に向けてますます高まっていくスパイ熱のさなか、本作は非常に明快なスタンスでこのジャンルに挑んでいる。

すなわち、「荒唐無稽で現実離れしたスパイ映画を、もう一度正しく作ろう」ということだ。そしてその狙いは見事に成功している。テーマ設定からわくわくするガジェットに至るまで、そのコンセプトががっちりハマリ、イギリス流のひじょーーーーーに悪趣味なユーモアで味付けした傑作だ。

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