タグ別アーカイブ: スラップスティック

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス

映画は心の旅だ。

だから、時には異国の文化や思いもよらない世界観にぶち当たることがある。

あるあるを楽しむことができるのも魅力なら、「こんな考え方や表現があったなんて!」という驚きも、また映画を観る楽しみといえる。

さて、本作はここ数年でも指折りの「思いもよらなさ」を味わうことができる。異世界に迷い込んだような、不思議な視聴感だ。

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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

ジョニー・デップが自らの製作で「長年演じたかった」と語るキャラクターは、イギリスの貴族にしてインチキ美術商。たかだか数百円のしろものを何百万という高値で売りつけるような、正統派とはとても言えない主人公だ。

そんな彼が対面するのも、一癖も二癖もあるキャラクターばかり。そんな登場人物たちのウィットの利かせた会話が全編にわたって繰り広げられる。

華麗なる名画の秘密、という副題からも察せられる通り、ユーモラスでありながらゴージャスな画面作りも特徴だ。

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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

現代社会に生きるヴァンパイアたち。死者でありながら人間たちから隠れ、ひっそりと身を寄せ合って暮らしている……と、これだけ書くと、ずいぶん深刻そうに思えるが、全編のタッチはコメディだ。

モキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)形式をうまく使って、客観的な視点で吸血鬼をとらえる。異常なものを主観的にとらえればホラー、客観的に見ればコメディ、というのはよく言われることだが、本作はまさにそれを体現している。

下品なギャグも頻出する作品だが、モキュメンタリーを利用してどこか品の良いナンセンスギャグとして成立させている。そうして、吸血鬼たちを「彼らは本当にどこかに生きているのかも」という気分にさせてくれる。(もちろん、吸血鬼だから死んでいるのだが)

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