タグ別アーカイブ: ポップ

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス

映画は心の旅だ。

だから、時には異国の文化や思いもよらない世界観にぶち当たることがある。

あるあるを楽しむことができるのも魅力なら、「こんな考え方や表現があったなんて!」という驚きも、また映画を観る楽しみといえる。

さて、本作はここ数年でも指折りの「思いもよらなさ」を味わうことができる。異世界に迷い込んだような、不思議な視聴感だ。

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ビッグ・アイズ

押しも押されぬメジャー監督、ティム・バートンは、前作「フランケン・ウィニー」で自らのルーツに向き合い、バートンらしさが凝縮されたような作品を作って見せた。

自らの作風の総決算であった前作に続き、バートン監督が選んだのはまさかの伝記映画だった。

演技派の役者ふたりを中心に据え、VFXも控えめ。「ビッグ・アイズ」は、メジャー映画を手がけてきた彼にしては、こぢんまりした印象の一本だ。

しかし、画面に込められた象徴、色彩、造形。それらは間違いなくバートンの映画に、そして我々がいつも触れているポップカルチャーに確実に繋がっている。世界を確実に変えた絵を通して、いまの世界が何を勝ち得てきたのかを描き出している。

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