タグ別アーカイブ: 壮大

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

アメリカンコミックの二大巨頭として、マーベル社と並び称される老舗・DCコミックス。

その看板キャラクターといえば、世界最初にして最強のスーパーヒーロー・スーパーマン、そして世界最初のクライムファイター・バットマン。本作はその二人が映画作品で初の共演を果たす、2016年最大のイベント映画である。

贅沢に時間をかけて描かれるふたりの対比と、今後さらに広がっていく壮大な世界観を堪能できる、超々大作である。

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スター・ウォーズ フォースの覚醒

 世界一コアなファンを持つ映画シリーズ、と言ってもこればかりは差し支えないだろう。「スター・ウォーズ」の最新作。
 世界中のファンが待望しながらもこれまで(映画として)描かれなかった、旧三部作のさらに未来のストーリーが、ついに映像化された。
 シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスの手を離れ、ディズニー配給となった本作。しかし大方の予想を超え、見事な成功をおさめた。その勢いは、つい先日世界記録を更新したばかりの「ジュラシック・ワールド」をやすやすと追い抜いてしまうほど。
 売上だけではない。内容もまた、今までに培われてきた世界をさらに更新し、新たな物語を始めるのにふさわしい完成度だ。
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エクソダス:神と王

「エクソダス:神と王」は、あまりにも有名なモーゼの伝説を元にした作品であり、巨匠リドリー・スコットの歴史スペクタクルだ。

映画の背景には様々な歴史、文化、思想があり、それらを踏まえての映像化は相当な難題だ。しかし、それを見事に乗りこなし、伝記として、スペクタクル映画として仕上げてみせている。

壮大な歴史の厚みを背景にしながら、自分に背負わされた運命に苦悩する「人間」モーゼを描くロマンにあふれた一作である。

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ホビット 決戦のゆくえ

本作で完結となる『ホビット』は3部作だが、その前作にして後日談の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作までを含めれば、なんと6本、18時間にも及ぶとてつもない壮大さの作品だ。

映画史上稀に見る長大なシリーズの完結編である本作は、これまでの5作すべてを総括し、また繋ぐ役割を持っている。トールキンが伝え酔うとしていたテーマに立ち返り、また新しいアイデアを豊富に盛り込んだ大作であり、中つ国の物語を締めくくるにふさわしい完成度である。

20世紀最高のファンタジーと言われる異世界をスクリーンの中に再現するのはあまりに高すぎるハードルだが、ピーター・ジャクソン監督は見事にそれを超えてみせた。

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