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ジョーカー・ゲーム

スパイ映画には、映画を観る楽しみが詰まっている……らしい。

アクションシーンはモチロンのこと、丁々発止の会話、企みや陰謀を暴く爽快感、逆にウソを見破られるかも知れないスリル、制限時間がつけばサスペンス、視点を広げれば社会派ドラマ。たしかに、様々な快楽要素を詰め込むことができる優れたジャンルだ。

だが、ジャンルという器に何を盛りつけるかは非常に重要な課題だ。その点、本作は見事に調和を取り、しかも邦画ならではの味付けをしている。

アイデアを凝らして、一杯の中に主菜も副菜も盛りつけたラーメンのような、満足感ある映画である。

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