タグ別アーカイブ: 大迫力

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

今や「007」シリーズに次ぐスパイ映画の代表作にまで成長した「ミッション:インポッシブル」。

スパイ映画が目白押しとなった2015年、「ジュラシック・ワールド」と同時期の公開でありながらも大健闘の興収を稼ぎ出した本作は、その売り上げにふさわしい充実した内容も持っている。

世界中を飛び回るゴージャスな満足感に趣向を凝らし抜いたアクション、そしてスター中のスター、トム・クルーズの圧倒的な存在感を駆使し、観客を一秒も飽きさせない、超正統派エンターテインメント映画の世界へ連れて行ってくれる。

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ジュラシック・ワールド

デジタル技術を映画に持ち込み、CGによって「存在しないもの」を生み出してしまった大傑作「ジュラシック・パーク」シリーズ、「ジュラシック・パークⅢ」から14年ぶりとなるシリーズ4作目。

日本では2015年で最大の売上を記録したのみでなく、世界興収でも「タイタニック」「アバター」に次ぐ史上三位(!)という大記録を売り上げた。

あえて意図的にシリーズの構造を守りながらも、この2015年にふさわしいアップデートを加え、本シリーズが与えてきた、映画を観ることへの原体験……平易な言葉で言ってしまえば、「ドキドキ」「ワクワク」をスクリーンに見事に復活させている。

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マッドマックス 怒りのデス・ロード

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。タイトルだけで頭のネジが緩んできそうな本作は、企画から完成まで15年の時を要したという。

スタジオカラーの前田真宏を招いてアニメ映画にする企画が頓挫したり、撮影に使うはずだった砂漠が奇跡的な大雨で緑化してしまうなど、実現までにさまざまな紆余曲折があったようだ。

だが、本作には15年もの時間をかけて製作した価値が間違いなくある。

実物の車を走らせているからこその迫力と、語られずとも伝わってくる激しいドラマ。映画を観る喜びが凝縮された一本だ。

これほどの怪物的傑作は映画ランキングに入れることすらためらわれる。これと比べられては、ほかの映画がかわいそうだ。それほどの作品である。

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ホビット 決戦のゆくえ

本作で完結となる『ホビット』は3部作だが、その前作にして後日談の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作までを含めれば、なんと6本、18時間にも及ぶとてつもない壮大さの作品だ。

映画史上稀に見る長大なシリーズの完結編である本作は、これまでの5作すべてを総括し、また繋ぐ役割を持っている。トールキンが伝え酔うとしていたテーマに立ち返り、また新しいアイデアを豊富に盛り込んだ大作であり、中つ国の物語を締めくくるにふさわしい完成度である。

20世紀最高のファンタジーと言われる異世界をスクリーンの中に再現するのはあまりに高すぎるハードルだが、ピーター・ジャクソン監督は見事にそれを超えてみせた。

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フューリー