タグ別アーカイブ: 歴史

エクソダス:神と王

「エクソダス:神と王」は、あまりにも有名なモーゼの伝説を元にした作品であり、巨匠リドリー・スコットの歴史スペクタクルだ。

映画の背景には様々な歴史、文化、思想があり、それらを踏まえての映像化は相当な難題だ。しかし、それを見事に乗りこなし、伝記として、スペクタクル映画として仕上げてみせている。

壮大な歴史の厚みを背景にしながら、自分に背負わされた運命に苦悩する「人間」モーゼを描くロマンにあふれた一作である。

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100歳の華麗なる冒険

 物語を描くには、二つの方向性がある。
 ひとつは、登場人物や世界を掘り下げ、「深度」を増すことで物語を推進させていく方向。
 もうひとつは規模、スケールを広げることで、物語をどんどんエスカレートさせていく方向。映画ではこちらの方向性が相性がいいように思う。実際に映像で、何がどうなっているかを示すことができるからだ。
 さて、「100歳の華麗なる冒険」は、スウェーデン国内で興行収入ナンバーワンに輝いた作品であるという。何が人気を集めたのか。それは、本作を観てみれば一目瞭然。この作品のエスカレートぶりはもはや快感の域に到達している。

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ドラキュラ ZERO

 超大作であるかのように大々的な広告が打たれている本作だが、その内容は大作というよりはやりたいことを迷いなくやりきった、お楽しみの詰まった映画だ。上映時間も90分程度と、きっちりまとまっている
 決して大作ではないが、コンセプトがはっきりしており、そのために必要なものは全て揃っている。楽しみ方がはっきりした見やすい映画という印象だ。

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ヘラクレス

ヘラクレスといえば、ギリシャ神話最強にして最もメジャーな英雄だ。
今でこそ映画のヒーローといえば、バットマンやスパイダーマンらコミックヒーローが思い浮かぶが、元々の「ヒーロー」は、ヘラクレスのような「半人半神」を表す言葉だった。
そう、元来、「英雄」は生まれからしてただの人間であってはならなかったのだ。
その英雄の中の英雄、ヘラクレスを主役に据えた本作。そのテーマ設定からして果敢な挑戦と言わざるを得ないが、それに応えるだけの見応えある一作に仕上がっている。

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