タグ別アーカイブ: 邦画

映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

シリーズ10周年作品「ハピネスチャージプリキュア!」を経て、「Go!プリンセスプリキュア」で次なる十年へフミだそうとしている「プリキュア」シリーズ。

春休み恒例のオールスター映画も、「DX」「NewStage」各3本を経て、7本目にあたる本作が第三ステージ。

プリキュアたちが強力して巨悪に立ち向かう、アクション性が強調されていたこれまでのシリーズから一転、本作ではプリキュアたちが歌って踊るミュージカルとなっている。

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ソロモンの偽証 前篇・事件

現代の文豪と呼んで差し支えないだろう、宮部みゆきの作風は、綿密に練り上げられながらもエンターテイメント性に溢れたミステリー、時代の雰囲気を精緻に描き出した時代小説、そして一方で、ゲーム好きが高じてのキャラクター重視のジュブナイルも手がけている。

それらのすべての要素が集約された「ソロモンの偽証」の映画化だ。もちろん、実写化のハードルも相当に高い。

挑戦するだけでも偉大な原作だが、鑑賞すればそのハードルを越えるだけの核心があったということが分かる。

ストーリーテリングを支えるキャスティングの偉大さもあわせて、映画の力を実感できる。

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劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ

アイドルアニメの最先端、「プリパラ」初の劇場アニメ。とはいえ、実質的に、その前進である「プリティーリズム」とのコラボレーション作品だ。

「劇場版 プリティーリズム・オールスターセレクション プリズムショー☆ベストテン」と同様、劇映画としての要素は薄く、3D作画による豪華絢爛なショーが大画面で楽しめる。

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味園ユニバース

本作は「関ジャニ∞」の一員、渋谷すばるの初単独主演映画である。
関ジャニ∞はメンバー全員が関西出身、関西を拠点にしたグループだ(ファンの方にとっては今さらな説明だろうが、一応)。よって本作も大阪・千日前にある「味園ビル」と、その中にあるイベントスペース「ユニバース」を舞台にしている。味園ビルもユニバースも実在している点もポイントだ。
しかし、ユニバースはジャニーズが代表するようなメジャーな音楽シーンの舞台というよりは、もっとアンダーグラウンドな(たとえば、本作に登場する赤犬のような)ライブが行われている場所だ。
そんな相反する世界観のぶつかり合い、混沌とした音楽の世界観が大きな魅力になっている。
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ジョーカー・ゲーム

スパイ映画には、映画を観る楽しみが詰まっている……らしい。

アクションシーンはモチロンのこと、丁々発止の会話、企みや陰謀を暴く爽快感、逆にウソを見破られるかも知れないスリル、制限時間がつけばサスペンス、視点を広げれば社会派ドラマ。たしかに、様々な快楽要素を詰め込むことができる優れたジャンルだ。

だが、ジャンルという器に何を盛りつけるかは非常に重要な課題だ。その点、本作は見事に調和を取り、しかも邦画ならではの味付けをしている。

アイデアを凝らして、一杯の中に主菜も副菜も盛りつけたラーメンのような、満足感ある映画である。

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