タグ別アーカイブ: SF

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

アメリカンコミックの二大巨頭として、マーベル社と並び称される老舗・DCコミックス。

その看板キャラクターといえば、世界最初にして最強のスーパーヒーロー・スーパーマン、そして世界最初のクライムファイター・バットマン。本作はその二人が映画作品で初の共演を果たす、2016年最大のイベント映画である。

贅沢に時間をかけて描かれるふたりの対比と、今後さらに広がっていく壮大な世界観を堪能できる、超々大作である。

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スター・ウォーズ フォースの覚醒

 世界一コアなファンを持つ映画シリーズ、と言ってもこればかりは差し支えないだろう。「スター・ウォーズ」の最新作。
 世界中のファンが待望しながらもこれまで(映画として)描かれなかった、旧三部作のさらに未来のストーリーが、ついに映像化された。
 シリーズの生みの親であるジョージ・ルーカスの手を離れ、ディズニー配給となった本作。しかし大方の予想を超え、見事な成功をおさめた。その勢いは、つい先日世界記録を更新したばかりの「ジュラシック・ワールド」をやすやすと追い抜いてしまうほど。
 売上だけではない。内容もまた、今までに培われてきた世界をさらに更新し、新たな物語を始めるのにふさわしい完成度だ。
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アントマン

「アントマン」は現代映画界の台風の目、アメコミヒーローものの中でも最大の勢力に発達したマーベル・シネマティック・ユニバース、フェイズ2の最後を飾る一作だ。

さまざまな事情から製作が遅れ、本来は「アベンジャーズ2」の前に公開される予定がずれこみ、シナリオが直された。

結果から言えば、この改編は大成功に結び付いた。壮大な出来事を描く「アベンジャーズ2」の一方で、非常にミニマムな話として描かれる本作の出来事は、アントマンというヒーローの個性と結びつき、他で観たことのないヒーロー映画の傑作となっている。

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ジュラシック・ワールド

デジタル技術を映画に持ち込み、CGによって「存在しないもの」を生み出してしまった大傑作「ジュラシック・パーク」シリーズ、「ジュラシック・パークⅢ」から14年ぶりとなるシリーズ4作目。

日本では2015年で最大の売上を記録したのみでなく、世界興収でも「タイタニック」「アバター」に次ぐ史上三位(!)という大記録を売り上げた。

あえて意図的にシリーズの構造を守りながらも、この2015年にふさわしいアップデートを加え、本シリーズが与えてきた、映画を観ることへの原体験……平易な言葉で言ってしまえば、「ドキドキ」「ワクワク」をスクリーンに見事に復活させている。

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ストレイヤーズ・クロニクル

日本映画は、ハリウッド映画に比べればごく少ない予算で製作されている。自然、人間ドラマやコメディといった、スケールの小さな題材が選ばれがちだ。

その中にあって、アメコミ原作ものなどが存在感を発揮している超能力アクションというジャンルに挑んだのが本作だ。そのチャレンジ精神だけでも、大いに評価したい。

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